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共通テストの傾向と対策〜数学IA編
河合塾マナビスによる、2021年1月に実施された共通テストの分析です。
本日は数学IAの分析編!
分析
n 試行調査のとおり、解答時間がセンターと比べて10分長い70分となった。
n 試行調査のとおり、会話を交えた問題や日常生活と絡めた問題が出題された。
n 問題文が長く読むのに時間がかかる。センターと比べ解答時間が長くなったことを
考慮しても制限時間は厳しかったと思われる。
n 誘導のない問題もあり、思考力を問われる設問が多かった。
特徴
n 第1問 [2]、第4問
一見新傾向に見えないが解法を考えるのが難しい問題。第1問[2]は角や辺の長さが定められていない
図形を扱う問題、第4問は円周上を動く石の動きについて、1次不定方程式を利用して考える問題だった。
n 第2問 [1]、[2]
・[1]は100m走を題材とした問題で、数式を立てて100m走のタイムが最小となるときの1歩あたりの
進む距離(ストライド)、1秒あたりの歩数(ピッチ)を求める。本質的には二次関数の問題だが、
文章を読むのに時間がかかったり、与えられた条件を何度も行き来して読んだりすることで集中力を
奪われた受験生も多かったと思われる。
・[2]は都道府県別の就業者数割合のデータに関する問題。箱ひげ図、ヒストグラム、散布図の基本的な
知識が身についていれば解答できるが、データを読み取るのに時間がかかる問題だった。
n 第5問
角の二等分線、方べきの定理、内接円などに関する知識を問う問題であったが、円が3つも出現し、
正確に図を描くのが難しかった。
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